小ネタ 2007-020

PLAYSTATION3用PS-Moveの改造 - その1 マイコン書き換え

1. PS-Moveのマイコン

 PS-Moveを分解して調べた結果、STMicroelectronics製のARM CPUのSTM32F103VBが使われていることが分かった。
 

 フラッシュメモリを搭載した汎用のマイコンなので、フラッシュメモリを読み出したり、書き換えたりできるのではないかと思ったので、試してみることにした。



2. ST製のマイコン用JTAGデバッガ

 ST-LINKというJTAGデバッガが安く入手可能なので、入手した。 (JTAGというのはマイコン等の書き換え用のインターフェース)
 
 ST-LINKとCQ出版DesignWave誌2009年5月号付録のARMマイコン基板を接続したところ

 ST-LINKの初期設定で少し手間取ったが、ビーコン菅原という方のblog記事を見て参考にして設定した。

 [ Link - ビーコン菅原の組み込みがらみ-浜松市 ST-LINKがつながらない ]



3. PS-MoveとST-LINKの接続

 PS-Moveの基板では、JTAGの信号が外に出ていないので、細い電線をCPUのピンに直接半田付けした。(2010-11-07)
 
 



4. マイコンの中身の読み出し

 マイコンのフラッシュメモリの書き換えの前に、一旦メモリを読み出して保存しておく。
 ST-Link Utilityというソフトを使用して、0x8000000番地から0x20000バイト(128KB)を読み出した。(2010-11-08)
 


続く