Intel Edisonを試してみる。
ミニブレークアウトボードキットを入手した。スイッチサイエンスで技適付きで出ているものを購入した。
Intel Edison Breakout Board Kit(Amazon)
スターター向けのガイドのページを読んで試してみる。
→ Edison Getting Started Guide – Windows
< STEP1 基板のセットアップ >
Arduino型の基板の説明が書いてあるが、ミニブレークアウトボードでもEdisonを取り付けるというのは変わらないし、特に難しいところはなく取り付けできる。
< STEP2 Arduino IDEのインストール >
ソフトウェアのダウンロードページからArduino Software 1.5.3 – Intel 1.0.4のWindows版をダウンロードする。7-zip形式で圧縮されているので、7-zipというソフトを使って展開する。ファイルの置き場所はとりあえずデスクトップに置いた。
< STEP3 ドライバのインストール >
USBケーブルを2本用意して、Edisonのブレークアウトボードの2つのコネクタとPCとを接続する。(電源付きのUSBハブを使った)
自動的にいくつかのドライバはインストールされるが、残りは手動でインストールする。
FTDIのドライバが入っていない場合には手動でインストールする。
あとの残りのドライバはダウンロードページからWindows Driver setupをダウンロードしてインストールする。
< STEP4 Arduinoを動かすテスト >
Arduino IDEを起動する。
とりあえず例題のblinkというのをEdisonに転送してみた。
LED点滅はしない。
Arduino互換基板でなくミニブレークアウトボードなのでLEDが同じ場所に付いてないからのようだ。
ミニブレークアウトボードには2つLEDが搭載されているが、I/O制御できるのだろうか?
ハードウェアガイドと回路図をチェックしてみた。
ハードウェアガイドには基板上の2つのLEDの役割とか何も書かれていない。ちょっと不親切だ。
回路図を見てみると、LEDの1つは電源に連動して点灯するようになっている。
もう1つのLEDはRESETOUTという信号に繋がっている。Edisonが起動したら点灯するようになっているようだ。
どちらのLEDもI/O制御で点滅させるのはできない。
< STEP5 WiFi接続 >
PuTTYというソフト(あるいはTeraTerm等)を使って、シリアルコンソールに接続する。
Edisonで動いているYocto Linuxを直接操作する。
まずはリターンキーで改行コードを空うちすると、loginという表示が出るので、rootでログインする。
(エラッタに書いてある話だけどシリアルコンソールで時々文字を取りこぼす。コマンドを打っていてストレスだったりする。)
ガイドにはedison_configure –setupというコマンドを入力するように書いてあったが、うまくいかない。
オプションなしでedison_configureとだけ入力すると初期設定ができる。
しかし、手順どおりに設定してもWiFiが繋がらない。
トラブルシュートで、このあたりに載っている内容を見て、解決方法が分かった。
WiFiが動かない場合、シリアルコンソールからsystemctl disable wpa_supplicantというコマンドを入力してWPA関係の設定をして、rebootコマンドで一度Edisonを再起動し、edison_configure –wifiでWiFi設定をやりなおしたら通信が繋がるようになった。
IPアドレスが表示されるので、PCからブラウザでアクセスできる。
ここまでで最初に挙げたスタートガイドのページは終了。
WiFiでArduino IDEの書き込みが出来るようになるというのだけど、そのあたりは書いてなかったので分からなかった。
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追記
いくつかネット上の記事を読んでチェックしたところ、ファームウェアを最新のものに更新すると色々と怪しい挙動をしていたのが直るらしい。
→ 本日発売、Intelの極小コンピュータ「Edison」インプレッション
→ Edison開発方法 — Edison-Note 1.3 documentation
→ IntelEdisonBreakoutBoardFlashEdison – スイッチサイエンス
あと、ミニブレークアウトボードやEdisonについての情報まとめがあった。
→ Edison ハードウェアについて Breakout Board 編
→ IntelEdison – スイッチサイエンス