小ネタ 2013-009

小型Webサーバー機CobaltQube3を小型PCに改造してみた


以前入手した小型Webサーバー機CobaltQube3を小型PCに改造してみた。(2013-05-05)

 
 PCに改造したCobaltQube3 (Ubuntu 12.04LTSをインストールして起動したところ)

 もともとのCobaltQube3は、CPUとしてAMD K6-Uが内蔵されている。
 改造後は、intel Pentium G630になった。
 K6-UからPentiumに変更というとあまり大したことがないように感じてしまう。


1. 材料
 CobaltQube3
 小型PC用のmini-ITXマザーボード ・・・ intel DH61AG
 ACアダプタ ・・・ DC19Vのもの
 CPU ・・・ intel Pentium G630 (LGA 1155)
 薄型CPUクーラー ・・・ Prolimatech PC COOLER S85
 メモリ ・・・ DDR3 SODIMM 2GB
 HDD ・・・ SATA HDD
 電線少々


2. 作り方
 (1) 筐体の背面に穴を空ける
 
 筐体の背面

 シャーシパンチでマザーボードのコネクタに合わせて穴を空けた。

 (2) マザーボードと各部品との配線を繋いで、筐体に入れる
 
 筐体の中にマザーボードと各部品を入れたところ

 立方体型の筐体の大きさはmini-ITXマザーボードとちょうど同じ大きさで、縦でも横でもマザーボードが入る。
 中心やや左寄りに縦にマザーボードを入れた。
 その左側にはクッション用にウレタンを詰めている。
 少しグラグラするので、詰め物を増やしたい。

 右型はもともとのHDDマウンター金具があるので、そのまま使う。
 ただしSATA-HDDを繋ぐときに上側にコネクタを出すと蓋が閉まらなくなるので、上下逆にして取り付けた。
 UbuntuでSATA-HDDを使うために、マザーボードのBIOS設定のSATAの項目をAHCIからIDEに変更した。
 マウンター金具はHDDが2台搭載できるだけのスペースがあるが、1台だけ搭載した。
 余ったスペースにACアダプタを入れた。

 LEDとパワースイッチの配線をマザーボードから引っ張り出して、筐体のLEDやスイッチに接続する。
 LED配線の延長ケーブルがPCパーツ屋に売っていたので、それを使った。
 LEDは、筐体に2つついているけど、1つだけ配線した。
 マザーボードのPowerLEDピンに最初は繋いで試したのだけど、LEDの光り方が暗すぎたので、マザーボードのUSB電源(5V)に繋ぎ直した。

 パワースイッチは、筐体の背面制御パネルのプッシュボタンの1つに半田付けした。
 元々の筐体のパワースイッチはオルタネート型なので使うことができないため、モーメンタリー型スイッチの右側のボタンを使った。

 
 小型PCの大きさ比較

 写真の左側がfit-PC2とfit-PC3。
 写真の右側がintel NUCとCobaltQube3改造品PC
 (NUCは、このあとすぐに別の改造に使ってしまった)


先例は幾つかあるようだ。

Link
CobaltQube2改造PC
・「Cobalt Qube」改造PCが展示中 http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20120901/etc_cobalt.html
・E5200 in COBALT QUBE2 - moss http://blog.goo.ne.jp/ncc-74656/e/a1fe11ee306c6e81a4360b618190688a
CobaltQube3改造PC
・PS DESIGN service - 異機種改造的「Sun Cobalt Qube3」 http://ps-design.blog.ocn.ne.jp/blog/2010/03/sun_cobalt_qube.html
・All You Can Eat Blog - Cobalt Qube3 - いきなり完成 http://blog.livedoor.jp/marusaburo/archives/50829324.html