小ネタ 2010-004

HYBRID W-ZERO3は使い物になるのか


1. HYBRID W-ZERO3の仕様

 2010年1月28日にウィルコムからW-ZERO3シリーズの最新機種HYBRID W-ZERO3が発売された。
 

 HYBRID W-ZERO3のハイブリッドな仕様はちょっと複雑で何ができるのか分かりにくい。

 中身が3系統になっているのが特徴。PHS(データ通信、音声通話) + 3Gデータ通信 + オプションで海外用GSM(音声通話、SMS)の3つ。

 HYBRID W-ZERO3の公式ページを見ると、PHS部分はパケット4xとか使用可能で、3Gについてはデータ通信専用。
 3Gは、普通はWILLCOM CORE 3Gで使うことになるが、SIMロック無しなので他社を使うことも可能。
 2系統別々に同時に通信ができるということは、3Gでネット接続しながら同時に PHSで音声通話をすることが可能なような気がする。
 何か便利な用途でもあればハイブリッド機の意味があるのになあと思った。(iPhoneにW-SIMをくっつけると同じようなことができる?)

 SIMを2枚挿すことができる。
 片方は通話用で片方は3Gデータ通信用。(http://bit.ly/2VwMSe)
 HYBRID W-ZERO3用の周辺機器でGSM W-SIMが出る予定。海外で使うためのもの。
 GSM W-SIMモジュール内にGSMのSIMを挿すのではなく、本体の通話用SIM側に挿して使う。こちらもSIMロックなし。

 HYBRID W-ZERO3の仕様で、その他(GPS、モーションセンサー)とあり、GPSとモーションセンサー内蔵。
 Bluetoothと無線LANを同時に使えないらしい。

 HYBRID W-ZERO3のOSは、Windows Mobile 6.5 Professional。Windows Phone 7が出るので、WM6.5は衰退して消えていきそう。

 いままでのW-ZERO3シリーズと違って、フルキーボードがないのが残念。



2. HYBRID W-ZERO3の入手

 新品で契約込みで購入するか、本体のみを中古で入手するかで、購入費用と月々の運用費用が違ってくる。

 新品で入手するには契約込みで購入しなければならない。機種変更とかで本体のみの入手は難しいようだ。
 SIMフリーなのだが、WILLCOM CORE 3Gの契約が必須。PHS部分は、俗に言う黒耳というタイプのW-SIMが付属する。
 PHSとWILLCOM CORE3Gの両方の通信を契約しないといけない。
 HYBRID W-ZERO3の専用の料金プランは月額1450円から、といっても実際に使った場合の課金はかなり高そうな感じ。
 HYBRID W-ZERO3のPHSのパケット通信料金は無料に料金が変更された。

 3月中旬、中古白ロム品(W-SIMなし)がネットオークションで安い値段で出ていたので手に入れた。 (2010-03-12)
 
 今まで使っていたAdvanced W-ZERO3[es] に入れているW-SIMを抜いてHYBRID W-ZERO3に挿した。

 W-SIMを挿さないとW-SIMロックされた状態になっていて、通信とかのOSの機能が制限される。
 とりあえずW-SIMを挿さないと何も使えないので、Advanced W-ZERO3[es]から青耳W-SIMを抜いてHYBRID W-ZERO3に挿した。
 PHSの通話と、PHSのパケットのデータ通信ができた。
 青耳のデータ通信が月980円のものを使っている。

 PHSのみを使って3Gを使わなければ、通信速度がかなり遅いけど料金はかなり安く使うことができる。




3. 3Gを使ってみる

 3Gのデータ通信に対応しており、SIMロックが無いのでWILLCOM CORE 3G以外の3G用のデータ通信のSIMを挿して使うことが可能である。

 日本通信bmobileから出ているAndroid用の3Gデータ通信用プリペイドSIM「BM-DC1-500MGDD」をHYBRID W-ZERO3に挿してみた。
 
 写真右側が3Gデータ通信用のSIMスロット

 b-mobileの3Gデータ通信SIMを入れてAPN情報を設定して、3G(WCDMA)でネットワークに接続できることを確認できた。

 あと、b-mobileの3Gデータ通信用プリペイドSIM U300が出たので、HYBRID W-ZERO3でも使ってみた。
 日本通信、SIMカードパッケージ「b-mobileSIM」発売 , http://www.bmobile.ne.jp/sim/
 b-mobile U300でも、APN情報を設定して、WCDMAでネットワークに接続できた。

 W-SIMを抜いた状態だとW-SIMロックのせいで3Gデータ通信が使用できない。(ワイヤレスマネージャーでWCDMAをONにできない。)

 
 W-SIMを入れてサインアップがされていると、WCDMAをONにすることができる。

 3Gを使った分だけPHSのコストに上乗せで余分にコストがかかるのでPHSのパケットのみで使った方が節約になる。

 HYBRID W-ZERO3の3Gと PHSとの切り替えツールというのが出ているが、自分はPHSのみで使う予定なので必要なさそう。



4. GSMのW-SIMモジュール「CM-G100」

 HYBRID W-ZERO3用のオプション製品でW-SIM型のGSMモジュール「CM-G100」というのがある。
 なかなか発売されなかったのだが、4月下旬に発売されたので、入手した。(2010-04-29)

 
 写真左側が青耳W-SIMで、写真右側がGSMモジュール「CM-G100」

 HYBRID W-ZERO3の仕様のなかで最も奇妙なのがW-SIM型のGSMモジュールである。海外のGSMで使用するためのオプション製品である。
 W-SIMのPHSモジュールを抜いて、代わりのこのGSMモジュールを挿して使用する。GSM用のSIMはHYBRID W-ZERO3のSIMソケットに挿す。
 海外でGSM圏内で使う場合には音声通話はSIMフリーだからドコモ,Au,SB,EM全部使えるらしい。
 しかし、そもそもPHSをずっと使ってきたW-ZERO3ユーザーは、W-ZERO3を海外でも使いたいとはあんまり思わないような気がする。


 PHSのW-SIM用の自作ジャケットフォンのように、GSMモジュール用の自作のジャケットフォンを作ることができるのかどうか興味がある。
 GSMモジュールは、モジュール単体でほぼGSM携帯電話として成立しており、GSM携帯電話として使えそうに思える。

 PHSのW-SIMの場合には、PHSの各種設定はブラックボックスとしてW-SIMに書き込まれていて、ユーザーは特に意識しなくても単体でモデムのように扱うことができた。
 しかし、GSMモジュールの場合には、PHSのW-SIMのように単体で電話機として完結せず、外部にGSMのSIMを付けなければならない。

 「 GSM用SIM --> HYBRID W-ZERO3 CPU --serial--> GSM用W-SIM 」 という形になっている。

 つまり、GSMの各種設定は、モジュール側ではなく、CPU側で管理しなくてはならないので、単体でモデムのように使うことができない。
 その反面、GSMモジュールとSIMとが別の独立した回路でシリアル通信で接続される状態になっているので、serialの通信の部分が真似できれば、実SIMが無くてもGSM-WSIMで電話をかけることができてしまうので、逆にhackとか phreakの可能性が大いにあるんじゃないかと思った(やばい?)。



5. GSMのW-SIMモジュールを使ってPHS契約なしで使う方法

 HYBRID W-ZERO3は、PHSのW-SIM無しの状態で3Gのデータ通信SIMだけで使う事ができないようにW-SIMロックがかかっている。
 PHSの契約済みW-SIMをHYBRID W-ZERO3に入れるとサインアップをすることができ、サインアップが完了すると3Gデータ通信ができるようになる。
 困ったことにW-SIM(PHS)の契約をしないとW-SIMロックのため3Gが使えないのである。

 また、白ロムのW-SIMではダイヤルアップで通信してウィルコムのサーバーに接続することができないのでサインアップができない。

 GSMのW-SIM型モジュール「CM-G100」を入れたらW-SIMロックが外れてくれるのではないかと思ったので、購入して試してみた。

 実際に、HYBRID W-ZERO3にGSM用W-SIMモジュールを入れてみた。
 GSMは圏外だから通話に使えないけど、3G(b-mobile)のデータ通信はちゃんと使うことができた。
 ただし、GSM用のSIMをHYBRID W-ZERO3本体に挿してないと、ロックがかかって3G側の通信が使えなくなってしまう。
 ダミーで3G用のUSIMの解約済みのやつでいいので入れておけば、ロックが外れて3G側のデータ通信が使える。

 HYBRID W-ZERO3本体は中古で入手したやつなので端末代の月々の支払いとか無いし、PHSのW-SIMモジュールが不要ならばW-SIMの契約で月々支払いも不要で、3Gのデータ通信のSIM(b-mobile等)だけの運用が可能となる。
 結果、WILLCOMへの月々の課金されないで使うことが可能となった。

 不要となった青耳の980円W-SIMは、すぐに解約してもよいのだが、とりあえず今まで入れていたAdvanced W-ZERO3[es]に挿しておいて、2年目が来たら解約する予定だ。



6. 無線ルータ化

 HYBRID W-ZERO3を無線ルータ化して使うため、WiFiSnapというプレインストールされているソフトを使ってみることにした。
 

 以前にAdvanced W-ZERO3[es]で購入している場合には、買い直さなくてもHYBRID W-ZERO3でWiFiSnapを利用できる。

 しかし、以前にAdvanced W-ZERO3[es]で購入してそちらでアクティべーションしていたせいで、HYBRID W-ZERO3ではアクティべーションでのシリアル番号の登録ができないという羽目になっている。
 WiFiSnapがシリアル登録できない件、検索したら事例が見つかったのだが、これはソフト会社に連絡して対処して貰わないと駄目らしい。
 [ WiFiSnapでシリアルIDが購入できないトラブル、回答が来た。 http://bit.ly/9onyTB ]
 WiFiSnapのソフト会社にメール問い合わせて、返事がきて、アクティべーション情報を修正してもらった。おかげでちゃんと再アクティベートできた。
 この件はソフト会社はもっとちゃんと告知してもよいと思う。

 3G(b-mobile)でWiFiSnapを試したところ、ちゃんと無線ルーターとして機能することが確認できた。

 ”電波法に違反しないで合法的にb-mobileが使えて無線ルータ化できるSIMロックのない携帯電話機”は他に無いため、貴重である。

 無線ルータ化できる機種は少ないし、そもそも国内でSIMロックのない携帯電話が皆無である。

 大抵の場合、PocketWiFiとかは国内ではSIMロックされている。また、海外のSIMフリー版PocketWiFi互換機とかは技適なしで電波法違反となる。
 Softbank版iPhone3GをJailbreakしてSIMフリー化して、無線ルータ化のテザリングアプリでMyFiというのを使えばできなくもないが、Jailbreakが後ろ暗い。
 DoCoMoのHT-03Aに似たGDDフォンというGoogle AndroidケータイがSIMフリーなので、非公式な野良アプリのテザリングアプリをインストールすれば一応可能。Android 1.6でb-mobileが使えないという問題があったのだが、最近やっと解決方法のhackが見つかったようだ。問題はGDDフォンが入手困難ということか。(後日加筆 2010-05-17 GDDフォンを入手できたので試したが、公式ファームウェアではテザリングアプリが動作しなかった。非公式の改変ファームウェアに書き換えないとテザリングできないらしい。)



7. 初期設定いろいろ

  (1)サインアップで問題
  HYBRID W-ZERO3とアドエスでW-SIMを入れ替えてしながらしばらく使っていたところ、HYBRID W-ZERO3に挿しなおしたときにオンラインサインアップが100%失敗するようになってしまった。
  サインアップフォルダ内のファイルを消したり、電源を入れ直したりしても直らない。そのため、W-SIMロックが掛かってしまってPHSや3Gが使えない。
  HYBRID W-ZERO3、ファームウェアを出荷時のまま使っていたのだが、ファームウェアのアップデートが出ているのに気が付いたので、それをまず適用してみることにした。
  [WindowsKeitaiFAN] ニュース/2010.04.22 HYBRID W-ZERO3 向けの最新バージョンアップソフトがリリース
  結局、HYBRID W-ZERO3でサインアップできない問題、2010-02-16の本体アップデートを適用したら直った。

  しかし、HYBRID W-ZERO3のアップデートの存在を今日まで知らなかった。
  スタートメニューからWindowsアップデートというような項目はあるけど、この機能はファームウェアアップデートとは違うみたいだ。
  で、このWindowsアップデート機能を起動すると延々と確認中の表示が出て処理が永久に終わらないんだけど、これはどうなっているのだろう?

  ちなみに、どうしてもサインアップ問題が直らなかったらハードリセットしようと思っていた。
  でもハードリセットすると色々消えちゃって出荷状態に戻ってしまうと思うと、すごく躊躇われる。
  アプリを入れたり色々と設定したりカスタマイズしたりしたものが消えてしまうのは困る。

 (2)サインアップ回避
  HYBRID W-ZERO3、W- SIMを差し替えるたびに、いちいちオンラインサインアップを実行して、再起動をかけるのは面倒である。
  サインアップのためにダイヤルアップ設定が公式プロバイダ設定に変更されてしまうのも困る。
  裏技で、サインアップを回避できるらしいので、試してみたところサインアップを回避できた。
  これでW-SIMを入れ替えしやすくなった。

 (3)W+Infoの登録ダイアログの問題
  HYBRID W-ZERO3の電源を入れる度に「W+Infoの登録を行います。」というダイアログ表示が出てきて邪魔なのだけど、消し方が分からない。
  "W+Infoの登録を行います"を出なくする方法を調べたのだが、結局はPHSで公式プロバイダ設定で接続して、W+Infoに登録するという選択をしないと駄目なようだ。(ひどい)

 (4)インターネットエクスプローラーのお気に入り機能の問題
  HYBRID W-ZERO3に最初から入っているインターネットエクスプローラーが酷く使いにくい。
  お気に入り機能(ブックマーク機能)が公式プロバイダー設定になっていないと機能しないみたいで、登録してあるページを開くことができない。
  URLをじかに打てば問題なくそのページにアクセスできる。
  IEを捨ててOperaを使うことにする。

 (5)ソフトウェアキーボードの問題
  HYBRID W-ZERO3のソフトウェアキーボードが死ぬほど使いにくい。
  表示されるソフトウェアキーボードのキー1つ1つが凄く小さくて、指先での操作だとちゃんと押せなくて困る。
  
  とりあえず、ストラップにスタイラスを付けた。(純正のスタイラスは大きすぎるため)

 (6)WindowsLiveキーとメールキーの問題
  HYBRID W-ZERO3のダイヤル用テンキーの左上の WindowsLiveキーが邪魔である。
  このWindowsLiveキーは、間違って押すといきなりMicrosoftのLiveサービスのサイトのトップページに接続してしまう。(通信料がかかる)
  このキーを無効にするか、Windowsキーに変更するか、スタートメニューの代わりのランチャーソフトの起動に割り当てたい。
  [ HYBRID W-ZERO3 ロードテスト:「HYBRID W-ZERO3」とうまく付き合っていくための設定 ]を参考に設定した。

  あと、今まで使っていたAdvanced W-ZERO3[es]だと、画面すぐ下の左側の位置にWindowsキーがあり、スタートメニューを開くのに使っていた。
  この位置にMAILキーがあり、これもスタートメニューに割り当てたいのだが、方法が分からない。
  とりあえず、画面すぐ下の右側の位置の←(OK)ボタンの長押しにスタートメニューを割り当てた。

 (7)Today画面の問題
  PCのデスクトップ画面にあたるToday画面に独自のランチャーがプレインストールされているのだが、使いにくいので一旦全部消した。
  PCのデスクトップのように好きなファイルやショートカットを置きたい。
  TdLaunchというランチャーを入れてショートカットを登録することでそれっぽくなった。



8. アプリのインストール

 レジストリ編集ソフトとかファイルエクスプローラ代替ソフトとかは環境設定を色々変更するのに必要なので入れる。

 HYBRID W-ZERO3にはGPSが内蔵されているので、Googleの地図アプリを入れて試してみようかと思った。
 MarketPlaceから入れることができるのだろうか?と思って探してみたが、MarketPlaceでは見つからなかった。MarketPlaceって役立たずに感じた。
 インターネットブラウザでgoogle maps mobileと検索して、Googleのサイトからcabファイルをダウンロードしてインストールできた。

 HYBRID W-ZERO3をPCで録画した動画を再生するメディアプレーヤー的に使うために、DivX mobileをインストールしてみた。
 TCPMPというメディアプレイヤーソフトを以前アドエスでは使っていたが、しばらく使って比べてみようと思う。
 (後日加筆 東芝T-01Aでは割とスムーズに動画再生できたのだが、HYBRID W-ZERO3ではできなかった。TCPMPで設定をかなり落として動作した。メディアプレイヤーとしてはT-01Aの方を使う方がよさそうだ。)

 あと、HYBRID W-ZERO3でも、このへんのソフトは動くのだろうか? ハードウェアとしてフルキーボードがないのが辛いかもしれない。
 れとろげーむまにあ 007ギャルゲー補完計画 http://bit.ly/8X4VlR

 (後日加筆 2010-05-15)
 Office Mobile 2010の配布が開始されたらしい。日本語版もあるようだ。HYBRID W-ZERO3などOffice Mobileがプレインストールされている機種だと、無料でアップデートできるそうだ。
 ニュース/2010.05.13 米マイクロソフト、Office Mobile 2010 の提供をスタート
 Windows Phone Marketplaceからダウンロードしてインストールすることができた。



9. USBについて

 USBコネクタがmicroUSBになっている。

 このコネクタで充電をするのだが、microUSBコネクタのフタのカバー部分が邪魔である。
 スマートフォンは真面目に使うとすぐに充電が切れるので頻繁に充電しなければならないのだから、クレードルとか使いやすくして欲しいところだ。

 USB接続でPCに接続してActiveSyncを使って同期とかの機能があるのだが、昔からActiveSyncの出来が悪く、使う気がしない。

 HYBRID W-ZERO3は、USBホスト機能も備えているので、それ用のケーブルがあればUSB周辺機器を接続することができるはずである。

 WILLCOM 03用のキーボードやマウスなどのクライアント側の機器を接続するホスト用microUSBケーブルを入手した。
 HYBRID W-ZERO3に接続してUSBフラッシュメモリを繋いで試してみたところ、ちゃんとストレージとして認識したのだが、一瞬で電池が無くなってしまった。
 WILLCOM 03用のケーブルは内部の配線に問題がありそうだ。
 
 MIYAVIXという会社のケーブルを使ったら、問題なく使うことができた。



10. DoCoMo T-01Aと比べる

 同時期に出たWindowsMobile 6.5の機種なので、DoCoMo T-01A(東芝製)と比べてしまう。
 

 どちらもWM6.5で使いにくい。
 Today画面にそれぞれ独自のメニュー操作UIを載せているのだが、使いにくいので切ってしまった。
 PCのデスクトップのように好きにファイルとかショートカットを置かせて欲しい。
 スタートメニューもWM6.5で改悪されている。PCでデスクトップにショートカットを置いて使うように、Today画面用ランチャーを使うのがよさそう。

 昔のW-ZERO3シリーズの機種はSDカードを容易に抜き差しできたが、HYBRID W-ZERO3はmicroSDが電池フタ内になっているので困る。
 フタをくりぬいて穴を空けようか迷っている。予備の電池フタ部品が欲しい。

 ファイルをHYBRID W-ZERO3に入れるには、とりあえずmicroSD抜き差しで使う。
 電池フタをいちいち開けないといけないが、電池を抜かなくてもmicroSDを交換できる。ただし、microSDを入れるコネクタ部分がすごく華奢なので頻繁に抜き差しすると壊れそう。
 T-01Aは、電池を抜かないとmicroSDカードを交換できない。

 T-01Aと比べて、HYBRID W-ZERO3で困ることが1つあり、USBでPCに接続したときにマスストレージとして使うことができない。
 T-01Aは、USBでPCに接続するとマスストレージとして使えるので、ファイルをドラッグ&ドロップでコピーしたり移動したりできる。便利である。

 HYBRID W-ZERO3とT-01Aは、microUSBがAタイプとBタイプの兼用コネクタになっている。miniUSBでもそういうのがあった。(OTGとか)
 microUSBのホストケーブルを使ってUSBフラッシュメモリをT-01Aにも接続してみた。T-01Aだとハードディスクとして認識された。

 どちらの機種もmicroSDカードを抜き差しして使わずに、USBフラッシュメモリ+microUSBホストケーブルを介してPCとファイルをやりとりするのが無難そうだ。



12. Bluetoothキーボード
 HYBRID W-ZERO3でキーボードが付いてないことを残念な点だという人が多いようだ。
 
 Bluetoothのキーボードという方法もあるようだが、WiFiと同時使用できないとか不便。



これからやってみる予定

・キーのカスタマイズ
 [ HYBRID W-ZERO3(WS027SH)のハードウェアキーカスタマイズ - 俺++ ]
 http://d.hatena.ne.jp/yamagw/20100227/1267288176

・ソフトウェアキーボードを改善するため、FingerKeyboardというソフトをインストールしようとしている。(設定とか結構難しい感じである)
 HYBRID W-ZERO3 FingerKeyboardとスキンの設定について http://bit.ly/9GUmGK
 HYBRID W-ZERO3 キーボードスキン http://bit.ly/a2CLxU




Windows Mobileの後継? Microsoft KIN
 
 Microsoft KIN

 Microsoft KINは、W-ZERO3シリーズと同様 MicrosoftのモバイルOSを乗せたSHARP製のスマートフォンである。
 評判は悪く、発売されて直ぐに消えてしまった。いわゆる黒歴史。

 Windows Mobileのようなデスクトップ風の画面は無く、Windows Phone 7風のタイル式のスタートメニュー表示になっている。
 タッチパネルの反応はあまり良くない感じ。