小ネタ 2008-004

WindowsMobile用のソフトをVisualBasic.NETで作ってみる

VisualBasic.NET2005 Standard Editionを使うとWindowsMobile用のソフトが簡単に作れるというのを聞いて、試してみた。

以前、PocketPC版のembedded Visual Basicというのを試してみたことがあるのだが、Windows版VB6と命令語がかなり異なって使いづらかった。
VisualBasic.NET2005は、.NET Frameworkを使うようになっており、WindowsMobile上でもサブセットの.NET Compact Frameworkを使って共通のソースを書いて開発ができる。 (書籍「Windows Mobile 5.0 アプリケーション開発 Beginner's Book」を参考にした。)

試しに、昔VisualBasic4.0で書いたRPN電卓のソースをVB.NET2005用に直してみた。作成した実行ファイルはWindows上でもそのまま実行できたりする。

 [ RPN電卓 実行ファイル (download) ]
 [ ソースコード (download) ]

 
 EM-ONEで実行した画面

 
 PCで実行した画面



他にもUSB-UARTを使ってシリアルポートに機器をつないで取り込んだり、結果をグラフ表示したりというのも試してみたが、Windows上でもWM5上でも実行ファイルが動くようだ。.NET Compact Frameworkの互換部分のみを使えばよさそうだ。
グラフィック表示についてはQVGAからVGAへの自動変換のせいで、ソフト作成時に表示を拡大するように書いてやることが必要だった。