----------------------------------------------------------------------------- XM Version 1.21 XMODEM File Transfer Program for PC-E500/1480U Series Copyright (c) 1992-93 by Y.Akagawa -----------------------------------------------------------------------------  <はじめに>   このプログラムはXMODEMでファイルの送受信を行うものです。   以下のプロトコルに対応しています。     128bytes/block, SUM check     128bytes/block, CRC check    1024bytes/block, CRC check  <ロード方法>   なんらかの方法でバイナリ転送が出来る方は直接 "XM" を転送してください。  そうでない方は、"XM.UU" をポケコンにロードし、RUNします。   このプログラムは、"UUSFX"((C)E.Kako)によって作成されたもので、実行す  ると自動的に"XM"というファイルが作成されます。  <実行方法>   あらかじめ通信パラメータはあわせてください。   WTERMを使用するときはリバースモードで起動してください。   ★BASICから実行する場合    機械語領域を7KB以上確保してください。    LOAD M "XM" でロードします。    CALL &BE000"-R|S[K] [-option] FILENAME で実行します。   ★TY−DOSから実行する場合    コマンドラインから、    XM -R|S[K] [-option] FILENAME で実行します。   ★switch    -R[K]   受信(1024bytes/block で受信する時は -RKとしたほうがよい)    -S[K]   送信(-SK とすると1024bytes/blockで送信します) -O 受信時にファイルが存在しても上書きする    -C    CRCチェックを行う(受信時のみ有効)    -N    転送を中断してもファイルを削除しない(受信時のみ有効)    -Bxxxxx  転送速度(1200/2400/4800/9600/19200)    送信か受信かを指定するスイッチは必ず付けてください。    −Oを指定しない場合は、上書きするかどうか聞いてきます。    転送速度のみ指定するか、何も指定しないと CANコードを送出します。    スイッチは大文字でも小文字でもどちらでもかまいません。    例     F>XM -S ABC ABC というファイルを送信します     F>XM -R -B9600 DEF DEF というファイル名で9600bps で受信します     F>XM     CAN コードを送出します     F>XM -B19200      19200bps でCANコードを送出します   ★中断するとき    BREAKキーを押してください。    BREAKキーを押してポケコン側は止まっても、相手が中断してくれない   こともあります。これは相手のソフトによって違うようです。    相手が中断してくれなかったときは、相手側からも中断させるか、何もオプ   ションを付けないか転送速度のみ指定で起動してCANコードを送ってください。  <エラーメッセージ>   ・File can't open     存在しないファイルを指定したり(送信時)、存在しないドライブを指定    した時。   ・File write error     容量不足等によりファイルへの書き込みが出来ない時。   ・Block No. error (Complemet error)     シーケンス番号とシーケンス番号の補数の和が255にならなかった時。    ※シーケンス番号か、その補数のどちらかに文字化けが発生。   ・Block No. error (Duplicate packet)     直前に受信したブロックと同じシーケンス番号を受信した時。   ・Block No. error (Out of sequence)     次に受信するはずでないシーケンス番号であった時。    ※受信すべきブロックを受信出来なかった。   ・Sum/CRC Check error'     サムまたはCRCが一致しなかった時。   ・Retry over     リトライの回数が10回を越えた時。   ・Time over     一定時間データが送られて来なかった時。   通常は文字化けが発生することはないと思うので、エラーは    「File can't open」「File write error」「Time over」   の3つ位でしょう。  <注意>   XMODEMの場合は、テキスト送受信と違って、原則として送信を開始して  から受信を始めてください。(別にどちらでもいいのですが)   バグが出たー!とか、なんか変だー!とかありましたら、連絡してください。  <CRC32>   このプログラムのCRC32値は CRC32=EA532AE9, 2884bytes   です。  <参考にしたもの>   このプログラムを作成するために以下のものを参考にさせていただきました。    ・ISHE                  E.Kako    ・PC−E500/1480U活用研究     工学社    ・Xmodem, CRC Xmodem, Wxmodem     File Transfer Protocols  Peter Boswell   (敬称略) <謝辞>  コマンドライン解析ルーチンの使用を快く許可していただいた E.Kako さん、  プレビュー版を試用してくださった皆さんに感謝いたします。  <変更履歴>   V0.90  プレビュー    | V0.98a   V1.00 正式公開初版   V1.10 CRCチェック,1KB/blockも追加   V1.11  ブロック数計算ルーチンのバグの修正   V1.20  CRCの計算方法の変更(テーブルを使わない)       '-N'オプションの追加       クリック音がonのとき、キー入力の後音が止まらないバグの修正       プロトコルが一部間違っていたのを修正       コマンドライン解析ルーチンの大幅書き換え   V1.21  Block No. エラーの処理の改善       送信側がCRCに対応していない時の処理を追加       タイムアウト処理の付加 <著作権について>   ・このプログラムの著作権は赤川裕一が保持します。 ・このプログラムの使用に際し、いかなる損害も作者は責任を負いません。   ・個人使用の範囲内であれば改変は自由です。   ・配布転載は一切の改変,アーカイブの変更をせず、営利を目的とせず、作者    の著作権を侵害しなければ自由に行って結構です。 ポケット通信 Ver.3 2787  Rev NIFTY-Serve KGG01771 Rev