------------------------------------------------------------------------ plink98 Version 1.03 取り扱い説明書 1993/08/20 ポケット通信Ver.3 5272 M's ------------------------------------------------------------------------ ------------- 1.はじめに ------------- 近成人氏による『Pocket link drive system』を、PC-E500/1480U の外部記 憶装置として、長く使ってきましたが、その間、filed-drive の数が、1つ増 え、2つ増えして、今では4つになってしまいました。今までは、バッチファ イルで対処していたのですが、今後も増えていくことは間違えありません。そ こで、filed-drive 間を自由に移動でき、plinkm とlook の機能を持ったツー ルを作ってみました。 ----------- 2.前準備 ----------- あらかじめポケコンに、デバイスドライバを組み込んでおいてください。 組み込み方は、PLINK.SYS のドキュメントを参照してください。 ------------- 3.起動方法 ------------- ◎オプション類 >PLINK98 [directory][options] /B[bps] 転送速度の設定 bps=300,600,1200,2400,4800,9600 デフォルトは、9600bpsです。 /H or /? HELP表示 [directory] 起動時に表示するディレクトリーを指定します。 最後の'\'は省略できますが、その他は省略できません。 (\PLINK や、A: などはOK) オプションの指定は、- も可能です。順番は関係ありませんが、複数指定し た場合には、後のものが有効です。 《例》 >plink98 -B1200 a:\plink /b9600 この場合には、起動時の画面がA:\PLINK で、ボーレートは9600bpsです。 ◎環境変数の設定等 環境変数 EXVIEW に使用したいviewer を設定しておいてください。何も指 定しないとmiel が起動されます。miel 以外のviewer での動作確認はしてま せん。 《例》 >set exview=se3 ish,lha,viewer(miel など)は、パスの通った場所に入れてください。 RSDRV.SYS は必要ありません。(外してください) ◎カスタマイズ plink 用のファイルの判別の方法と表示色を専用のカスタマイザーを使って カスタマイズすることができます。 ファイルの判別方法は、ファイルの中を覗いて(メディアディスクリプタで)判別す る方法と、拡張子で判別する方法があります。普通はメディアディスクリプタで判別し ていればOKです。よくわからない時は、デフォルトのメディアディスクリプタによる 判別法を使ってください。 表示色は、枠・タイトル(作者の名前など)・文字(Statusなど)の3つを 設定できます。 ------------- 4.操作方法 ------------- 起動すると、指定したディレクトリまたは、カレントディレクトリの内容が 表示されます。 この時のキー操作は、基本的にカーソルキーでカーソルを移動させて、以下 の表のようなキーを押すことで、コマンドを実行します。ページ移動は、[SHI FT]+[↑]or[↓]([ROLL UP]or[ROLL DOWN])で行います。 コマンドの実行は、スペースキーでファイルをマークしてある場合には、マ ークされたファイル、マークされていないときには、カーソル位置のファイル が処理の対象になります。ただし、[A][E][R][RETURN] は、複数指定できませ んので、常にカーソル位置が処理の対象となります。 「確認/・・・?(Y/N) -->」に答えるとき、[Y]or[RETURN]で YES、[N]or [ESC]で NOをそれぞれ意味します。  《S+[...]は、[SHIFT]と[...]を同時に押すことを意味します》 コマンド | 機能 ---------+-------------------------------------------------------- [A] | filed-drive に、ファイルを追加します。 | [A]を押すと、Status の所に“Add”と表示され、追加するフ | ァイルの選択に移ります。 | [SPACE]キーを押すと、ファイル名の先頭に、* が付き、マー | クされますので、まとめて追加することが出来ます。(同様に | 以下のコマンドでも、ファイル選択時に、マークをして一括 | 処理をすることが出来ます。) ---------+-------------------------------------------------------- [E] | filed-drive から、ファイルを抜き出します。 | Status の所に“Extract”と表示されます。 ---------+-------------------------------------------------------- [R] | filed-drive 内のファイルを消去します。 | Status の所に“Remove”と表示されます。 ---------+-------------------------------------------------------- [RETURN] | filed-drive にカーソルを合わせて、[RETURN]を押すと、そ | れをdrive として、ポケコンからの、コマンドを待ちます。 | ポケコンから書き込みをした場合、何かパソコンのキーを押 | すと、画面を書き換えますが、ファイルサイズが 0byte と | 表示されるなど、不完全な表示になる場合があります。 | ポケコン側からアクセスしている時にパソコンのキーを連打 | したりすると、データの取りこぼしを起こすので注意してく | ださい。 | ポケコンでinit"L:D" とするか、[ESC]キーで終了します。 | ポケコンから書き込みがあった後で、[ESC]で終了したときは | 終了するかどうか聞いてきます。 | (なるべく、init"L:D" で終了してください。) | 要するにplinkmです。 | カーソル位置がfiled-drive でないときにはviewer を起動し | ます。 ---------+-------------------------------------------------------- [L] | Logdisk [f・1] | pathを変更します。 ---------+-------------------------------------------------------- [BS] | 親ディレクトリに移動します。 ---------+-------------------------------------------------------- [H] | sHell S+[f・6] | DOSのコマンドを実行します。何も入れずに[RETURN]を押すと | command.comを起動します。 ---------+-------------------------------------------------------- [U] | Unpack [f・10] | 拡張子がlzhの時lhaを、その他の時ishを起動します。 ---------+-------------------------------------------------------- [F] | Format | 新しくfiled-drive を作成します。 ---------+-------------------------------------------------------- [C] | Copy [f・3] | DOSファイルのコピーを行います。(コピー先の容量の確認は | してませんが、失敗するとその旨を表示します。) ---------+-------------------------------------------------------- [D] | Delete [f・4] | DOSファイルを削除します。 ---------+-------------------------------------------------------- [M] | Move S+[f・3] | DOSファイルを移動します。 ---------+-------------------------------------------------------- [V] | View S+[f・9] | Viewerを起動します。(デフォルトは、miel) ---------+-------------------------------------------------------- [HOME] | ファイルがマークされていないときは、すべてのファイルを | マークします。ファイルが一つでもマークされているときに | は、そのマークをクリアします。 ---------+-------------------------------------------------------- [ESC] | 終了 ---------+-------------------------------------------------------- [HELP] | コマンドがわからなくなったら使ってください。 --------- 5.謝辞 --------- ポケットリンクという、素晴らしい環境を作ってくださった、近成人氏に感 謝いたします。 バグレポート等をしてくれた、ポケット通信の皆様にも感謝。 ----------------------- 6.プログラムについて ----------------------- このプログラムはフリーソフトウエアであり、著作権は伊藤正宏が所有しま す。転載するときは、作者あてにメールをお送りください。 このプログラムによる、いかなる損害についても作者は責任を負いません。 ご意見、ご感想、バグレポートをお待ちしています。 --------- 7.履歴 --------- version date comment 0.00 1992/04/26 近成人氏から許可を頂いた時点で出来ていた物 をversion 0.00 としてSOFT PREVIEWにて公開。 0.01 04/30 一部画面表示関係のBUG FIX。 F(Format)コマンド、U(Unpack)コマンドの追加 0.02 05/03 Formatのbug fix。 Removeで画面が乱れるbugをfix。 C(Copy),D(Delete),V(View)コマンドの追加。 細かい点の改良。 0.03 05/10 Copyコマンドの、bug fix。 Formatのファイル指定時に1文字のファイル名 をドライブとみなしてしまうバグをfix。 RSDRV.SYS なしで動くようにした。 反転カーソルの動きを変えた。 0.04(非公開) 05/17 大きくなったソースを分割 Add で、DiskFull になった時にもとからあった ファイルが削除されてしまうバグを直した。 0.05 05/19 plink等からファイル選択画面に戻ったときに カーソルがもとの位置になるようにした。 plinkなどで、マークされたファイルではなく カーソル位置を処理対象とした。V(View)では マークされたものを、選択できるようにした。 M(Move)コマンド追加(バグってるかも?) DOSファイルを表示しているときのドライブの容 量とコピーのときのコピー先の容量を表示する ようにした。(飾りに近いケド(^_^;) 0.06(非公開) 05/26 C(Copy)&M(Move) のコピー(移動)先がルート 以外だとコピーが失敗したと認識されるバグを 直した。 0.07 05/28 filed-drive 内のファイルを選択するとき誤動 作を起こしていた。(Ver 0.05 で、扱えるDOS ファイルの数を128から180に増やしたため。) 1.00 06/23 使えるキーを増やした。(ROLL UP/DOWN等) 一部の表示色の設定が可能になった。 Removeのバグを取った(つもり)。 1.01 10/26 実はまだRemoveにバグがあった。(_o_) キーアサインを若干変更。 その他、細かい変更。 1.02 11/26 Addで、上書きするときに、Unlinkがうまくい ってなかったバグを修正。(差分配布) 1.03 93/08/20 RS-232C BIOS関係の後処理をきちんとするよう にした。 filed-driveの判別を拡張子でも可能にした。 カスタマイザーを付けた。 ☆連絡先 ポケット通信 Ver3 5272 M's 東京BBS M'S studio☆femy fem21014 M's