-------------------------------------------------------------------------------             「PLAY3」暫定版 (Ver0.50)      for PC-V550 (c)1996 Eiji Kako     Originated to "PLAY3 for PC-E500" (c)1993 T.Kobayashi (Ryu) -------------------------------------------------------------------------------   PC-V550で和音演奏をするためのBASIC命令を拡張するプログラムです。 ☆★☆ 動作環境 ★☆★ シャープのポケットコンピュータPC-V550で動作します。 また、本プログラムをパソコンからV550に転送するために、RS-232Cレベルコン バータCE-150T(S)が必要です。そして、転送のためにパソコン用の通信ソフトを用 意してください。 ☆★☆ 添付ファイル ★☆★     PLAY3.DOC    このファイル     PLAY3.BAS    インストールプログラム ☆★☆ 起動方法 ★☆★ (1)注意 本ソフトウェアは、全部機械語で書かれております。この機械語ソフトをパソ コンからV550に転送するためのBASICのインストールプログラム+サンプルデータ の形で添付してあります。 (2)インストールプログラム"PLAY3.BAS"の転送と起動 次に、電子手帳とパソコンをCE-150T(S)で接続し、V550に"PLAY3.BAS"を転送し ます。それには、まず「4」+「÷」+「リセット」で通信モードに入り、メニ ューからLOADコマンドを実行します。 そしてパソコン側で、通信ソフトを起動し、通信パラメータを9600bps,キャラク タ8ビット,1ストップビット,パリティなし,送信改行コードCRに設定しPLAY3.BASを 送信(upload)します。送信(upload)終了後にパソコン側でキーボードからCTRL+Zを 入力し、V550にプログラムが終わりであることを知らせます。 無事に受信できたら、次のようにV550の電源を入れ直してください。 「OFF」したあと「ON」 (3)インストール インストールプログラムは、まず最初に機械語の領域を確保します。確保時にリ セットがかかり再起動されます。 RESERVING ML-AREA PUSH ANT KEY TO RESET と表示されるので、何かキーを押してください。押されるとリセットになります。 リセット後、特に問題がなければ「PLAY3」はインストールされ、BASICにPLAY命令 が拡張されます。   インストール後に、サンプル曲を演奏します。  サンプル曲は、基健吉氏アレンジの「聖夜」です。 ☆★☆ 使い方 ★☆★  さてPLAY命令が組み込まれても命令の使い方がわからなくては意味がありません。ということでPLAY命令の使い方です。 PLAY”第1パート:第2パート:第3パート”  というように、3つのパート(音)を’:’(コロン)で区切ります。 例えば PLAY”O2L5C:E:G” とすればドミソの和音がでます。 ☆★☆ コマンドの説明 ★☆★  PLAY命令の各パートにはMML(Music Macro Language)によって、演奏する音楽のデータを記述します。  基本型は  [#]音名[音長]  となります。[]内は省略可能です。 ・MMLコマンド C〜B 音名のド〜シに対応。  # シャープ(半音上げる)  R 休符。  T テンポの指定。  L デフォルトの音長の指定。  O オクターブの指定。  > 1オクターブ上げる。  < 1オクターブ下げる。 ・音名について  音名データは以下のように対応しています。  C ド  D レ  E ミ  F ファ  G ソ  A ラ  B シ  この音名の前に’#’(シャープ)を付ける事で半音上げる事ができます。 ・音長について  音長は以下の数値に対応します。  0 32分音符  1 16分音符  2 付点16分音符  3 8分音符  4 付点8分音符  5 4分音符  6 付点4分音符  7 2分音符  8 付点2分音符  9 全音符  音長は音名の後、又はLコマンドの後に指定します。 ・テンポについて  ’T’に続いて1〜255の数値を指定します。  この値は1が速く、255が遅くなります。 ・オクターブについて  ’O’に続いて0〜4の数値を指定します。  この値は0が一番低く低く、4が一番高く高くなります。 ☆★☆ 使用・再配布・譲渡・改良について ★☆★  本プログラム及び本文書の著作権は 小林龍也,加古英児 が保有します。  現段階では、試作段階であるため、バグなどがある可能性がありますので、再配布 転載などはすべて禁止します。(暴走する可能性もあるかも・・・(^^;)  改良、改変は自由にしてかまいません(せっかくだから改良した点を教えて欲しいな)が、著作権を侵害するような行為は絶対にやめてください。  また、バグ報告、改良点などありましたら、連絡を下さい。できる限り対応したいと思います。 ☆★☆ 連絡先    ★☆★ 感想・バグレポートなどは、メール及びボードへの書き込みにてお願いします。 KFB00067@niftyserve.or.jp Ryu KGG01267@niftyserve.or.jp 加古英児 ☆★☆ 履歴 ★☆★ [ PC-E500版 ] Ver. 0.10(限定公開)      PLAYを3音発生にした。      音発生ルーチンのアルゴリズムの改善によりPLAYX以上の音質を実現)。                                 1992/12/12 Ver. 0.20(限定公開)      音発生ルーチンのステート数の計算が間違っていた点を修正。      ブザーのON/OFFのタイミングの変更。(外部アンプ(カセットインター     フェイスからラジカセ)などにつなぐと違いがわかると思いま)す。                                 1992/12/13 Ver. 0.30(限定公開)      ドキュメントの表現でおかしかった点を修正。(基さんありがとう(^^))      オクターブの異なった同じ音(例:PLAY"O1A5:O2A5")を出したとき、低いほ     うの音がかき消されてしまったため、音を出すタイミングをずらし、少しでも     音が出ているように感じるようにした。      休符の時間がほかの音より短かった点を修正。                                 1992/12/14 Ver. 0.40(限定公開)      Lコマンドの有効/無効の切り替えができるようにした。      音のデータを少し替えた。      ドキュメントを修正。(コマンドの説明を追加)                                 1992/12/24 Ver. 0.50(限定公開)      音の発生ルーチンでの使われている各命令のステート数を数えなおし、でき     る限り正確な音が出るように調整。(活研のは間違ってるぞ!)                                 1993/09/08 [ 電子手帳版 ] Ver. 0.50 電子手帳に移植した。                                 1994/08/15 [ PC-V550版 ] Ver. 0.50 PC-V550に移植した。                                 1996/05/06