[[[ 旧暦表示プログラム "旧暦.Z" version 1.2 for NEC PI-ET1 ]]] 1. はじめに 若い人達の中には、旧暦というのが何か知らない人も多いでしょう。 現在のような1年が365日(4年に一度閏年で366日)の暦は、日本に於て 明治時代に西洋の暦を導入して始まりました。そして、その前に日本 で使用されていたのが、いわゆる旧暦です。 現行暦は、太陽の運行を元に1年を決定しており太陽暦(陽暦)とも呼ば れます。 旧暦では、太陽と月の双方の運行を元に1年が決定され太陰太陽暦(陰 陽暦)と呼ばれます。俗に陰暦と呼ばれることもあります。 この旧暦は、現代では何の役にも立たないのですが、旧暦で正月など を祝うとか、大安や仏滅という旧暦の六曜を元にして婚礼や葬儀など の日取りを決めるとか、その他、民俗行事や風習として今でも使われ ることがあります。 役に立たないプログラムですが、せっかく作ったので公開します。 2. 使用法 まず、パソコンハンド等を使用して電子手帳に転送します。 あとはアイコンを選んで実行します。 実行すると、今日の日付から一週間分の旧暦を表示します。 左から、現行暦の日付、旧暦の日付、六曜、月の状態(新月/満月)です。 カーソルの上/下、前項/次項キーにて、日付の移動をします。 機能キーで、日付の入力モードになります。 1990年から1999年の間の日付で、旧暦を表示することができます。 20世紀末までデータを入れる予定でしたが、プログラムの都合で省略して しまいました。 終了は、メニューキーです。 3. バージョンアップの履歴 version 1.0 92/07/11 初版 version 1.1 92/07/13 1990年7月と1997年10月が間違っていたので直した。 version 1.1 92/09/11 若干の高速化 参考資料として、以下のコラムの複写があるのですが、出典文献が不明です。 「旧暦の作り方 -- 現行の太陽暦から太陰太陽暦へ -- 」古賀玄二郎,西沢利男 ご存知の方がいましたらお知らせください。 4. 配布や転載について このプログラムはフリーソフトウェアです。著作権は加古英児が保持します。 いちおう、作者は、このソフトウェアにバグを出さないように努めましたが、 このソフトウェアを利用することで損害が発生しても、作者は免責とします。 配布や転載は、改変せずに、営利を目的とせずに、その他の作者の持つ著作上 の権利を侵害しないようにして、あとは自由に配布や転載して下さい。