【 ソフトウェア名称 】 DataToZ : Data to Zaurus Utility Version 0.05 【  登録名  】 DATATOZ5.LZH 【著作権所有者】 加古 英児 KGG01267 【 原作者  】 石田 徹 (L.Force) sun4223 / PDC00353 【 対応機種 】 Macintosh + 漢字Talk7以上 【 動作確認 】 Macintosh LC630 + 漢字Talk7.1 【 作成方法 】 MacLHA にて解凍を行う。 【 ソフトウェア種別 】 フリーソフトウェア 【 転載条件 】 Q2ネット以外なら自由。事後連絡希望。 =============================================================================== 【 ソフトウェア概要 】  所定の形式で入力された各種データをザウルス,PV−F1,DB−Zに送信可能 な形式に変換します DataToZ : Data to Zaurus Utility Version 0.05 MS-DOS Version Copyright(C) 1994 by L.Force Macintosh Version Copyright(C) 1995 by E.Kako Function:  パソコン上で編集したデータをザウルス,PV−F1,DB−Zに転 送できるように変換します  DataToZで扱う形式のファイルは、ZtoTextの/dオプションで作成でき ます Usage : DataToZ data-file [zaurus-file] [/Option ・・・] zaurus-file省略時は、data-fileの拡張子をZAUにしたファイルに出力します Option : /i[ファイル] 項目ファイルに存在する行を半角化する ファイル名省略時はDataToZと同じファるダーのDataToZ.ITMを使用 Notice : チェック機能が弱いので、データの長さや内容には注意して下さい 【 前提条件 】   このソフトを活用するためには次のハード/ソフト何れか必要です。   1.RS232Cレベルコンバーター(CE-150*)とパソコン通信ソフト(パソコン相互接     続が可能でノーウェイトのファイル送信ができるもの)   2.光通信パソコンインターフェース(CE-IR2)と光通信ソフト(任意ファイルの     送受信ができるもの) 【 入力ファイル 】  1.ZtoDataで元にするファイルを作成できます。     これを雛形にすると比較的容易だと思います。     但し、ZtoDataでパソコン用に変換したファイルをDataToZで電子手帳用に変    換仕直して転送する場合は注意が必要です。    (ZtoDatあで変換した、半角かな→全角かな,(株)→株などの逆変換はしません)     内容さえ問題なければ、例えば不要になったスケジュールデータなどをパソ    コン上で削除し、「置換受信」することでデータを整理するといった利用法も    あります。  2.ZtoDataを使用しない場合は、機能別の1データ送信でパソコンに任意のデータ    を送信し、初めの2行を使います。("I"と"T"で始まるデータ)  3.ファイルの形式     例えば名刺なら、次のようになります。 ------------------------------------------------------------------------------- "i","SCRT","NAME","NAPR","TEL1","FAX1","OFCE","OFPR","SCTN","PSTN","ZIPC","ADR1","BRTH","RMRK","CHK1","CHK2","CHK3","CHK4","ASCT" "T","シークレット","個人名","個人名読み","電話番号","FAX番号","会社名","会社名読み","所属","役職","郵便番号","住所","生年月日","備考","暑中見舞い","年賀状","お中元","お歳暮","交際録" OFCE:会社名 ofpr:かいしゃ Name:姓 名 NaPr:せい めい TEL1:012−345−6789 FAX1: -------------------------------------------------------------------------------     最初の2行は、電子手帳から転送されたままのヘッダです。     "I"で始まるものをインデックス行,"T"で始まるものをタイトル行と呼ぶこ    とにします。     1または2の方法で作成して下さい。     ヘッダに続けて、データを入力するのですが、行頭5バイトにはデータの種    類を表す識別子を付けます。     インデックス行にある識別子を指定できます。何が何に対応するかは、タイ    トル行との対応を見て下さい。     大文字/小文字/混在何れも可能です。     不要な項目は入力しなくてもかまいません。     順序もインデックス行に合わせる必要はありません。  4.二件以上のデータ     一つ以上の空行で区切って複数のデータを指定できます。     半角スペースのみの行は、空行と同じ扱いになります。  5.二行以上にまたがる項目     次の何れの方法でも可能です。 ------------------------------------------------------------------------------- TEL1:012−345−6789(直通) TEL1:012−345−6700(部) TEL1:012−345−6000(大代表) ------------------------------------------------------------------------------- TEL1[012−345−6789(直通) 012−345−6700(部) TEL1]012−345−6000(大代表) ------------------------------------------------------------------------------- TEL1[ 012−345−6789(直通) 012−345−6700(部) 012−345−6000(大代表) TEL1] -------------------------------------------------------------------------------     最後の方法では、最終行に改行が付きます。他は付きません。     "["の変わりに、"("も指定できます。  6.レポート/自由帳の項目の扱い     例えば次のように指定します。 ------------------------------------------------------------------------------- "i","SCRT","CLAS","MEM1","PRF1","CLSC" "T","シークレット","ファイル名","自由帳内容","印字形式","分類コード" CLAS:日記 MEM1( 日付 1994/ 3/28 天候 晴れ タイトル 今日の出来事 内容 ついに、DataToZのDOCを書いている(感涙) 思ったほど使い易くないのは気のせいか・・・うん、そう信じよう MEM1) -------------------------------------------------------------------------------     日付〜内容が項目名です。     項目と項目内容の区切りには1〜複数のタブを使います。     項目内容が複数行にまたがる場合、項目名の再入力は不要です。  7.入力の簡易化のために     例えば電話帳の入力ファイルに次のようなデータを多量にコピーしてから入    力することは多いと思います。 ------------------------------------------------------------------------------- NAME: NAPR: TEL1: ZIPC: ADR1: -------------------------------------------------------------------------------     内容の入っていないデータは処理しませんから、DataToZ実行前に上のよう    なデータを削除する必要はありません。     但し、スペースもデータと見ますから、[SCRT: ]等がある場合はデータを生    成してしまいます。 【 項目別補足 】  1.ALON:アラームON/OFF,SCRT:シークレット     指定できるのは、"*":on," ":offです。     省略値は" ":offです。 チェック機能あり。     アラーム時刻を指定した時にアラームをoffにしても、エラーは表示されませ    んが、動作は予測できません。注意して下さい。  2."ALRM":アラーム時刻,"TIM2":終了時刻     "yyyymmddhhmm"で指定します。 数値チェックのみ、日時の妥当性チェックはしない。     アラームをonにして、アラーム時刻を入力しなかった場合、エラーは表示さ    れませんが、動作は予測できません。注意して下さい。  3."BRTH":誕生日,"ETDY":記入日,"FNDY":処理日     "yyyymmdd"で指定します。 数値チェックのみ、日時の妥当性チェックはしない。   誕生日は" mmdd"と指定すると、エラーは表示されますが転送可能です。     記入日の省略値は、処理当日(PCのシステム日付)です。  4."CHK1":暑中見舞い,"CHK2":年賀状,"CHK3":お中元,"CHK4":お歳暮     指定できるのは、"○","×","△","?"です。     省略値は"?"です。 チェック機能あり。  5."CLSC":分類コード     指定できるのは、" ","0"〜"9","あ"〜"ん"で、"ぁ"や"が"は使用でき    ません。     省略値は" "です。 チェック機能あり。     ザウルスでは、普通使いません。  6."PRTY":重要度     指定できるのは、"00"〜"03","緊","緊急","ABC","abc"です。     省略値は"A"です。 チェック機能あり。     "00"は緊急,"01"〜"03"は"A"〜"C"に対応しています。  7."TIM1":開始時刻     "yyyymmddhhmm"または、"yyyymmdd"で指定します。 入力は必須です。 時分を省略し終了時刻を入力した場合など、エラーは表示されませんが、動    作は予測できません。注意して下さい。 数値チェックのみ、日時の妥当性チェックはしない。  8.MARK:チェック     指定できるのは、"*"/"01":済," "/"00":未です。     省略値は"00":未です。 チェック機能あり。  9."NAPR":個人名読み,"OFPR":会社名読み     指定できるのはシフトJISコード8140〜839Eの全角非漢字で、最大8文字    です。 チェック機能あり。 10.コード変換     タブコード       レポート/自由帳を扱う為にタブコードは次のように処理しています。       >行頭がタブだった場合、その行のタブは一切出力しない。       >行頭がタブ以外の場合、その行のタブは最初の一回限り出力する。       レポート/自由帳以外ではデータにタブを含めないようにして下さい。       時に・・・       ザウルスでは、レポート/自由帳以外ならタブを8カラムタブとして扱      える様です。なかなか凝ってますね・・・。     半角カナ濁音半濁音       ザウルスの2バイト半角コードに変換します。     [",]       転送するとエラーになるので、[".]に変換します。       ["]の変わりは2バイト系で手ごろな物があった様に記憶していますが、      処理の都合でこのようにしています。     その他のコード       変換しません。       ZtoDataを通したファイルをDataToZに掛けても同じ結果になるとは限り      ませんから注意して下さい。 11.その他全般     電子手帳の入力チェック機能は、手入力と通信での入力とでは大きく違いま    す。     殆どの場合、回復可能だと思いますが、手書きメモデータや印字形式のおか    しなデータを送信した場合、「深刻な状態」も発生し得ます。     DataToZ自体にも、若干のチェック機能はありますが、最終的なチェックは    ご自身でお願いします。 【 開発環境 】   Macintosh版: THINK C 6.0.1 【 稼働環境 】   基本的には、Macintosh+漢字Talk7全般で動作すると思います。 【 配布可否 】 Q2ネット以外であれば自由に行って下さい。(連絡は任意) 但し、このドキュメントも添付して下さい。 これを改変したプログラムを掲載/転載した場合は、必ず連絡して下さい。 【 使用条件 】 企業内での利用についても自由です。 但し、このプログラムまたは、このソースの一部または全部を使用したプログラ ムを営利目的(販売等)で使用することは禁止します。 【 保証等 】  <<<今回は特に、声を大にして>>> このプログラムを使用した事により発生した、いかなる損害についても、理由に 拘らず一切保証しません!!!  <電子手帳がハングしたり動作がおかしくなった場合>   1.リセットして下さい。     「初期化しますか?」の確認があった場合は「いいえ」を選択して下さい。   2.異常の原因になったデータが転送されている場合、「検索」によりデータを     サーチし、「1件削除」して下さい。   3.もう一度リセットして下さい。  <リセットしても直らない場合>     データを初期化する必要があります。     初期化されない、微かな希望に掛けたい人は修理にだして下さい。     被害を最小限にしたい人は、「機能別全データ削除」も試して下さい。   1.リセットして下さい。     「初期化しますか?」の確認があった場合は「はい」を選択して下さい。   2.「全データ削除」を行って下さい。   3.もう一度リセットして下さい。   4.バックアップからデータを復元して下さい。  <それでも直らない場合>   1.修理に出して下さい。     殆どの場合、データは初期化されると思います。     おかしくなった原因については、ありのままに言うと「保証外」になるかも    しれません。  <こんなことにならないために>   1.バックアップは必ず取って下さい。     バックアップソフトが無ければ、通信ソフトで「機能別」に「全データ送信」     のログを取って置くだけでも、やらないよりましです。   ※.バックアップソフトがない場合、「全データバックアップ」を行っても、復     元できません。「機能別・全データ送信」も必ず行って下さい。 【 連絡先 】 NIFTY-Serve KGG01267 Internet kako@aichi-steel.co.jp